虎の穴 資格情報交換板 930241

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秋の陣+11月

1:百鬼丸 :

2017/12/11 (Mon) 12:49:06

今秋の戦績は以下の通り。◯は合格、×は不合格、△は結果待ち。
昨日の京都検定まで怒濤の受験ラッシュで報告が遅れたので、合否が結構出てきてちゃった11月分も併せて載せておきます。

9月
◯ビジネス会計検定(3級)94点
◯金融業務能力検定(個人型DC)78点
×鹿児島観光文化検定(シニアマスター)70点
◯スマートマスター (家電科目免除、スマートハウス科目156/200)
◯金融業務能力検定(実務初級)82点
◯略語検定(1級)89点
◯J検(情報デザイン初級) 97点
◯J検(情報デザイン上級) 84点
◯健康検定(3級)94点
◯健康検定(2級)98点
◯日本ビール検定【びあ検】(2級)75点
◯サウナ・スパ健康アドバイザー
10月
◯ビジネス・キャリア検定(マーケティング3級)85点
◯ビジネス・キャリア検定(マーケティング2級)80点
◯マーケティング検定(3級)73.3%
◯web検定(リテラシー)78.8%
◯銭湯検定(3級)74点
◯タイル検定(1級)55/60
◯実用マナー検定(3級)
◯J検(情報システム 基本スキル)85点
◯J検(システムデザインスキル)87点
→J検(システムエンジニア)認定
◯健康検定(準1級)94点
◯クレーン・デリック運転士(限定解除)
◯境港妖怪検定(初級)86点
×境港妖怪検定(中級)56点
◯海上特殊無線技士(3級)(法令100/100 無線技術50/50)
◯海上特殊無線技士(レーダー級)(法令60/60 無線技術60/60)
◯web検定(ディレクター)81.5%
◯健康検定(1級)90点
△箸検定(アドバンス)
△高齢社会検定(総合)
*教育コーチング(中級)更新
11月
◯実用マナー検定(2級)
△茶道文化検定(1級)
△全国観光特産士(4級)
△全国観光特産士(3級)
◯アジャイルソフトウェア開発技術者(level1)95%
◯仏教検定(3級)98点
◯算数・数学思考力検定(3級)
△第2種高圧ガス販売主任者
◯お好み焼き検定(初級)
◯整理収納教育士
◯リスク検定(levelB)
△貸金業務取扱主任者
△航空検定(2級)
△考古検定(中級)
△薬学検定(4級)
◯貸家経営アドバイザー◯92.5%

今年のこれまでの戦績は110勝8敗(勝率93%)。
なお、申請だけで取得したもの(マスターケアストレスカウンセラー、ことわざスペシャリストなど)、自動的についてくるもの(J検システムエンジニア)などは戦績からは除いてあります。ただ、理科検定は地学・生物とも準2級の合格証はもらっているので、取得資格数は112個となります。

また、同じく戦績のカウントからは外しましたが、無料のネット受験で以下をゲットしてます。
科学検定(3級)・人事評価者検定(初級)・実用マナー検定(準3級)・色彩士検定(4級)・睡眠検定(入門・3級・2級・1級)・どぼく検定(入門・一般・専門) ・木力検定(木ムリエ・ウッドコンシェルジュ)・P検(5級)・タイル検定(2級)・姿勢検定(5級)・ハイヒール検定(3級)・タマリエ(ブロンズ・シルバー・ゴールド)・ホテリエ(3級・2級・1級)
2:百鬼丸 :

2017/12/13 (Wed) 21:57:08

・クレーン限定解除…安衛法の免許をお持ちの方なら分かると思いますが、潜水士やエックス線や発破技士の上に並んだ数字の1。申請取得した特一圧の2は仕方ないとして、クレ・デリの上の9(クレーン限定を意味します)が気になり、ついに受けてしまいました、限定解除。今、数字は晴れて1に、これでデリックも運転出来ます。
ところで、毎月のように実施されるクレーン試験と違って、限定解除は年1回。クレ・デリやクレーン限定に混じっての受験となりますが、限定解除の受験者は10名程度と、マイナーさは否めず。ほとんど情報がないし、HPに過去問出てないのには困った。かといって、クレーン免許持ってるのに、今さらクレ・デリの本を買うのはもったいないし(苦笑)。
という事で、同一回のクレ・デリとクレーン限定の試験問題を比べ、クレ・デリにしか出てない問題は多分限定解除に出てるだろうと推測、このピックアップ作業を唯一の対策としました。但しこれだと全部の問題はわからない為、カバー率を上げるのに20回分の問題をやって臨み、無事合格(法令、知識各10問のうち、法令は10割、知識も9割はカバー出来てました)。でも、こんな面倒な事しなきゃならないなら、最初からクレ・デリで受けときゃ良かったよ。

・スマートマスター…家電製品アドバイザーの姉妹資格。家電アドの「総合(AVと生活家電の両方)」所持者は、試験2科目のうち「家電」が免除となるので、スーパー楽です。
あと、住宅系の資格で取得済みの「健康住宅アドバイザー」と「太陽光発電アドバイザー」の2資格と内容が結構被ってたので、2時間くらいの勉強で合格できました。

・境港妖怪検定(初級・中級)…「資格検定試験のテキストで、最も分厚いものは何か(分冊になってるものは除く)」という問いに対して、これまで私は古民家鑑定士の『古民家解體新書Ⅱ』663ページでしょと答えていた(但し、このテキストは古材鑑定士、伝統再築士など5資格共通テキストなので、古民家鑑定士試験の該当ページは489ページです。まぁ、それでも充分厚いんですが…この試験、テキスト持ち込みOKなんですが、ぶっちゃけこれだけ厚いとめくってる暇なんてあんまりない。更に90分だった試験時間が今年から60分に短縮されたので、結構ヤバかった)。
ところが、妖怪検定中級の公式テキストが、従来の『図説 日本妖怪大全』に『図説 日本妖怪大鑑』が合本され、今回『決定版 日本妖怪大全』として生まれ変わりまして、何と923ページ、という凶悪な厚さ。辞典みたいな本を2冊合体させる無茶ぶりに、分厚いテキストランキング1位は確実となりました。余計な事すんなよ、講談社(なお、テスト範囲は「あの世」と「神仏」が除かれ、789ページなんですが、まあ、何の慰めにもならない厚さに変わりありません)。
それでも、各ページの半分近くは水木しげるさんのイラストだし、変更初年度は甘目の出題もあんじゃねというノリで受験してみましたが、これが全然甘くねー。初級テキストに載ってるようなメジャーな妖怪は、一体たりとも出ません。例えば、今回妖怪名を記述させる問題は、常陸のイクチ、徳之島のイッシヤ、石川のカブソ、山梨のカンチキ、宮崎のヒョウズンボ、川越城のヤナが出てましたが(問題回収されてしまうので、一部記憶違いあるかも)、書けないって、そんな奴ら(苦笑)。
という事で、後日発表された合格率は、昨年の34.5%から急降下して12.9%。(もっとも、初級の合格率も78.9%→58.1%と下がっているので、テキストの厚さだけが理由ではないかも知れんけど)。という事で、3日間の勉強で、初級86点、中級56点(合格基準は、ともに70点)は健闘した方では。ただ、百鬼丸を名乗る者が、妖怪に負けちゃいかんよなぁ。手塚先生、ごめんなさいm(_ _)m

・J検…春に「情報活用」の1・2級を取得したので、秋は「情報デザイン」の初級・上級、「情報システム」の基本スキルとシステムデザインスキルを受験。どうでもいい事なのだが、同じ検定の中で、1・2級と初・上級、◯◯スキルと、異なる体系が混在してるのは釈然としない。
さて、情報デザインは、暗記事項ほとんど無しの思考力系。試験時間は60分だが、20分もあれば、初級・上級とも終わります。高校生にお勧めというより、公立中高一貫校の適性検査対策として活用するのも面白いかなと思いました。
情報システムは打って変わって、ガチの暗記と計算が必要。因みに基本スキルとシステムデザインスキルの両方に合格すると、オマケでシステムエンジニアにも認定されます。

・海上特殊無線技士(レーダー級・3級)…「最も簡単な国家試験は何か」という問いの答えは、人により若干違いはあるだろうけど、この試験は間違いなく筆頭候補でしょう。私が使ったのは、古本屋でたまたま見つけた『特殊無線技士マニュアル』(電波新聞社)という、海上・陸上・航空特殊無線技士の全級の問題が載っているというお徳な一冊なのだけど、レーダー級・3級併せて30ページの中に今回受けた問題の9割が出てましたよ。30ページ読んで2個ゲットって、これ程効率いいのは民間資格でもなかなか無いっす。合計2時間の勉強で、共に満点(自己採点)取れました。

・マーケティング検定…10/2にCBTでリリースされたばかりの検定を速攻受験。直前にビジネスキャリア検定のマーケティング3・2級を受けたので、内容被るし、ノー勉でいけるだろとの目算でした。ところが、ビジキャリが3級85点、2級80点と余裕で合格したのに対し、この検定は73.3%、合格基準7割ですから、本当ギリギリでしたΣ(゚д゚lll)。社会人経験と常識あれば、思考力・読解力勝負でどうにかなるビジキャリに対し(実際勉強としては3級テキスト斜め読み、2級はノー勉)、マーケティング検定は細かい知識を確かめるような問題が多くてタイプが全然違う。全て選択問題なんですが、これがもう迷いまくる(苦笑)。という事で、これから受けようという人は、公式テキストと問題集があるというので、その活用をお勧めします(公式問題集さえやっとけば簡単、って事はありそうな話)。私もこの検定がもっと早くリリースされてれば、こっちメインに勉強して、その後ビジキャリというのが、楽な受験パターンだったと思います。
なお、来春に2級、再来春には1級が、リリース予定との事で、時期が来たらステップアップを図りたいと思います。

・銭湯検定(3級)…マニア度マックスの検定なので、後日送られてきた分析概要を参考に、少し詳しく紹介。会場試験、100点満点で60点以上が合格。◯×式が45問・45点、多肢選択式が25問・25点、記述式が24問・30点。うち、公式テキスト外からの出題が28点分もあり、「今年◯◯のイベントが行われた浴場名を書け」とか「昨今の銭湯事情についての正誤判断」など、真性の銭湯マニアでなければ答えられないものが多く、難儀しました。
後日送られてきた受験者の分布は、90点以上0人、80点台2人、70点台21人、60点台10人、不合格5人。私はテキスト掲載の問題は記述問題含めパーフェクトで取り、温泉ソムリエ・温泉検定2級・温泉入浴指導員・サウナスパ健康アドバイザーなどの知識も駆使しましたが、それでも74点。それが、受験者の平均点ぐらいって、相当な強者しか受けてませんよ。合格率が高いからといって油断すると、かなりヤバい検定です。
なお、検定受験者はその後、試験会場と同じ施設内のホールで行われる、「銭湯フォーラム」に無料参加できます。『銭湯遺産』の著者・町田忍さんのトーク、伝説のペンキ絵師中島さんのライブ・ペンティング、毒蝮三太夫さんと若手銭湯経営者とのパネルディスカッションなど、大興奮で楽しめました。来年以降も、フォーラムとセットだというので、受験する人は是非こちらにも参加してみてください。

・アジャイルソフトウェア開発技術者(Level1)…ソフ開系のものとしては、今年始まったばかりの先端資格。CBT方式ですが、受験会場・日程は未だ限定的です。60問・60分、四肢択一。合格基準は80%。私の得点は、2日間の勉強で95%。公式テキストさえ熟読しとけば、私のような業界未経験者でも余裕で受かります。
来春、Level2が、リリース予定。

・整理収納教育士…整理収納アドバイザーの姉妹資格。私が整理収納アドの2級を取ったのが、9年前。知らないうちに、ハウスキーピング協会のクリアネスト資格は、整理収納アドバイザー3・2・1級を幹に、「起業内整理収納マネージャー」「住宅収納スペシャリスト」「ベーシックコーチ」「認定講師」「コンサルタント」「収納環境プランナー」など、家庭からビジネスや教育現場へとフィールドを広げ大増殖しててびっくり。講師の方の話では、アドバイザー取得者が中心となって、次々新たなフィールドを開拓したり、関連会社を設立したりしてるそうです。実は「整理収納教育士」も窓口と認定はハウスキーピング協会ですが、運営は株式会社整理収納教育士となっていて、ビジネスモデルとしてもなかなか興味深いものがありました。
なお、上記の資格は、整理収納アドバイザーの2級乃至1級を受験条件としてるものがほとんどなのですが、整理収納教育士は誰でも受講でき、1日の講習で取得できます(もっとも受講者の大半はアドバイザー有資格者ですが。それと、一応論述式テストが最後にあります)。講習は4回のグループ演習を挟んで、飽きのこない構成となっており、かなり楽しめました。
さて、長らく塾・予備校教師をしていた経験から断言すると、学力と整理収納力には強い相関があります(情報の整理収納力=記憶力は勿論のこと、学習環境の形成力、段取り力、マネジメント能力なども、整理収納力から生み出されます)。故に、子供の学力を上げたいなら、整理収納力をアップさせるのは、生涯続く習慣形成に繋がる点でも非常に効率がいい方法なのですが、この事があまり広まっていないのは、保護者や教師が手本となる程の整理収納力を持ってないから(苦笑)。そんな現状を変えるべく、こうした資格が生まれた意義は大きく、日本の学力向上の為にも、家庭の平和の為にも(笑)、是非この資格を沢山の人に取って欲しいと思います。

・お好み焼き検定…「最も沢山のお土産が貰える検定は何か」という問いに対しては、お好み焼き検定一択でしょう。オリーブ検定とか豆乳マイスターとか、食品系の検定ではお土産貰える事が多いけど、「お好み焼き粉、唐揚げ粉、お好みソース、うまソース、ケチャップ、だし正油、カレー正油、メニューレシピ、ホッピー」と、これでもかという充実ぶり、圧倒されます、ってかマジ重いです。
検定マニア界(多分)唯一のコミックエッセイ『趣味がないのでヘンテコ検定を受けてみた』(きのしたきのこ著 芳文社)で知って以来ずっと受けたいと思っていたこの検定、ようやく受けられて、感無量(因みにこの本は、チーズ検定、声優能力検定、だしソムリエ、妖怪検定、BBQ検定など、脱力系の面白資格を作者が受けまくるレポートなんですが、私が受け残してるのは、えのすいクラゲ検定くらいとなりました 笑)。
ただ1点、忠告しておきたい事が。問題50問のうち、何と10問が今年から記述式の出題に変わりました。まぁ、合格基準は7割ですから、記述全部書けなくても受かるんですけどね(笑)。余裕で満点取るつもりで臨んだのに、多分92点しか取れてません。記述は語句の穴埋め5題はパーフェクトだったんですが、お好み焼き憲章10カ条のうち5つ書けというのが、ノーチェックだったので大嘘書きまくり(恥)。なんで、今後受ける人は10カ条だけは覚えて臨みましょう。

・タイル検定(1級)…「自宅でweb受験できる検定で、最も難しいものは何か」。私が受けたものでは、無料ものなら「どぼく検定」の専門。有料ものなら、このタイル検定1級を挙げておきます。
2級は30問・20分・合格基準70%で、無料で受けられ、サクサク受かります。1級は60問・40分・合格基準90%、3,240円。そんなに高くないし、1級まで取っちゃおうかなーと気軽に申し込むと地獄をみます(笑)。「1級検定は1度の検定料のお支払いで、3カ月間何度でも受験できます」とわざわざ朱記されていたのを見ましたか。「3カ月間も受けられるって、絶対受かるじゃん。ウケるー」と思う人は阿呆です。3カ月って異常に長過ぎないか、と警告センサーが反応すべきです。過去の受験者達の死屍累々の惨状があって、この期間設定となってると考えるべきでしょう。でも、申し込んでしまったら、2級には全く不要の公式テキスト『タイル手帖』(1,200円)は即購入しましょう。1級合格には必読必携です。1問40秒ペースですから、めくって探してる暇はありません。ひたすら暗記しましょう。しかし、「全ての出題範囲がカバーされている訳ではありません」とHPに断り書きがありましたね。実際やってみると、せいぜい75%ぐらいのカバー率です。合格基準は90%、1問40秒ペースですから、ネットで調べてる暇なんてありませんよ。そろそろ絶望してきましたね(笑)。
結局、私は9回目のトライでようやく受かりましたが、これは資格マニアとして意地とノウハウ傾注の結果であって、通常はこんな回数ではまず受からないんじゃないかな。受検履歴というのが参照できるようになっていて、60問中正解したのが、37→36→35→48→43→45→48→51→55となってますが、途中43点ぐらいのところで心が折れかかりました。因みに9回というのは、会場試験を含めて、私の資格戦歴の中で断トツのトライ数です(国家試験では2度落ちたものは一つもなく、民間検定では料理検定1級に4回目で受かったのがこれまでの最多トライ数でしたから)。という事で、怖いもの見たさの猛者以外、決して受けてはならないと、マジ警告しておきます。

・リスク検定…資格マニアとして、2017年最も衝撃を受けた検定はこれです。内容は企業のリスクマネジメント全般に関するもので、コンプライアンスと内部統制、パワハラ、リコール、風評被害、PL法、情報セキュリティ、カントリーリスク、防災とBCPなど多岐に渡ります。時代のニーズに応えた検定だとは思いますが、この検定には画期的と思えるユニークな特徴が2点あります。
試験は60問・90分。公式テキストあり。結果は得点に応じ5段階で評価。0~39点はレベルE、40~59点がD、60~69点がC、70~79点がB、80以上がAで、合格は60点Cレベルから。「リスク検定は、合否判定することが目的ではなく、リスクの認識力がどの程度あるかを数値化し、継続的なリスクマネジメント教育にお役立ていただくことを目的としています。」とあるので、それ程緩い結果にならないのではと思ってはいたが、返ってきた結果報告の平均点60.9点とあるのを見て、驚いた。受験者の半分が不合格って、予想以上に厳しいな。因みに私は、76.7点で、B判定。認定証の受験者全体の位置づけデータでは上位5%ぐらいには入ったらしいので、A判定取ってる人はほとんどいないって事ですね。しかし、衝撃を受けたのはそこではない。
1点目。問題は四肢択一なのに、正解は一つとは限らないという点。何それと思うでしょうが、受験前にHPを見て私が唸ったのは次の一節。「リスクに関する問題は、完全に◯×で判断できない事項が数多く存在します。そのため、採点ではリスクマネジメントの観点からリスク検定委員会が最適と判断する解答の配点を大きくし、誤りではない解答へも点数を与える場合があります。」として、地震発生時の対応に関する問題が例題として挙げられている。要するにAという状況ではアもイも選択肢としてあり得る行動なので、よりベターなアを選んでれば例えば3点、イを選んだ人には1点あげましょうという事なのだが、これは眼からウロコの素晴らしいアイデア。リスクマネジメントに限らず、人生には正解の選択肢が一つしかないなんて状況の方が稀で、何らかの条件のもと私達は優先順位をつけて行動選択している訳です。これは是非他の試験でも検討してみていいと思う。もっとも、受験生には不評かもね。消去法というテクニックが無効となるし、正解の中に配点差が生まれと満点は非常に取りにくくなりそうだもんね。でも、正解選択肢が複数あり得て、その最適度まで検討する試験っていうのは、知性には相当刺激的ですよ。これはもう難関校入試とかに是非取り入れて欲しい。なお、実際受けてみて、そういう問題がどれ位出てたのって事ですが、問題回収されてしまう事もあって、はっきり言って全然わからない(笑)。そもそもこれまでそうした経験をした事ないから気づかなかったのかも知れないが、悔しいのでほとんど出てなかったんじゃないのと私的には思いたい(苦笑)。
衝撃2点目。送られてきた結果報告を眺めていて、愕然とした事。受験者の点数分布のグラフが載っているのですが、50点台、60点台がほぼ同数の30%弱。で、40点台と70点台がほぼ同数の16~17%。更に30点台と80点台が4~5%。20点台、90点台は共にゼロ。何だか相対評価時代の通知表の成績みたいじゃんと思ったら、それって見事に正規分布って事だよなと気づきました。グラフには、今回のものと、これまでの総合成績が、いずれも余りに綺麗過ぎる正規分布曲線を描いているのです。そこで不審に思って報告を詳細に読むと、評価基準に「リスク検定の総合得点は、各問題の難易度、重要性をもとに、配点されています。試験委員会では、レベルCを目標にしていただくよう試験問題を構成しています」とのコメントが。これってもしや各問題の配点を事前に決めず、受験者の正誤を見て、全体が正規分布するよう点数を振り分けてるって事では。今回最高点が88.4点とか私の76.7点とか、個人の得点がなんで少数点表示なんだよっていうのも、正規分布の為に各問の得点が整数には収まらないって事から生じてるんでは。そう、毎回ちょうど半数が不合格になるよう最初からなってる訳です。この仕組み、ちょっと感動しましたよ。PC系のテストを中心にスコア表示する試験は増えて来てますが、それとはまた違う斬新さがありました。

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